過激表現チキンレースの終焉キタコレ

昨日書いてた有害図書指定の件について、その後もぐだぐだ書いていたのに回線の問題だか何だかでプレビュー押したら消えた。頭に血が上ってたので良かったのかもしれない。
なるべく冷静を心がけながらまとめてみようと思うだけやってみた。敗北した。
そんなこんなで今日時点の情報。

大阪で実際に起きた(らしい)こと

ボーイズラブ有害図書指定で現場は大混乱! BL全撤去も!
http://temple-knights.com/archives/2010/04/bl-osaka-remove.html

指定図書公開前に一旦全撤去→情報公開後、リストにないものは棚に戻す(通常販売再開?)→指定雑誌は陳列しない、今後入荷しない可能性もある
の流れの模様

過去の情報をたどってみた

「有害図書類」指定一覧【外部リンク】見てみた。とりあえず過去1年分ほど。
『Young Love Comic aya』の常連ぶりに噴いたwww
その他、『まんがグリム童話』とか、レディコミ系も常連の模様。
それを考えれば、今回指定されたBL系雑誌も、別に「BLだから」の色眼鏡で判断されたとは思いづらい。
BLは単行本派で、雑誌は購入していないのだけど、単行本見ていればある程度雑誌のカラーは見えてくるわけで。そこで判断するのならば、この手の雑誌(レディコミとか)と同列に指定されるのは当然かと思う。

とりあえず、「BLだから」って区分けがあったとは思いにくい。
既に規制の手が入っていたTL・レディコミと同列になったというだけ。に、見える。*1

商業主義のチキンレースだったんだろ、つまり

BL/TL/レディコミなら(なぜか)18禁指定しなくてもエロい本が出せる!→売れるためのにこの分野の本もっと増やしていこうぜ!→他もやってきたからウチはもっとエロくするぜ!
の加熱が現状の、男性向け18禁エロ本よりひどいBL/TL/レディコミ誌になってるんじゃないのか。と思う

とっとと女性向け18禁レーベルが定着すればいいのに

男性向け18禁にしたって、有害指定されて流通止められるのがまずいから別会社にしているっていう体をとってるんだから、女性向けでも同様に女性向け中心で有害指定されておkな会社立てて隔離すべきじゃないの。いや、男性向けと一緒でも別に構わないんだけど。


というわけででかい出版社は今チャンスなんじゃないのか。そういう部門立てるのって、でかいとこじゃないと難しそうだし。既に男性向けでノウハウあるところも多そうだし。
宙出版とかリブレとかは既にそれ系なのかな?詳しく調べてないのでサイトの見た目からの憶測だけですが。*2

Amazonでアダルトコンテンツ扱いになっとる…!

大阪府の有害図書はアマゾンで買える
↑見てたら、29日時点??でアダルト扱いになった模様。
昨日のエントリ作るために調べてたときはそんな扱いじゃなかったよ…!


そして以前から常連だった『Young Love Comic aya』もこれに合わせてアダルト扱い化。…完全に、今回の指定「のみ」での対応じゃないか…
毎回、有害指定されたらアダルトコンテンツ扱いにする、とかいう指針があるなら別だけど、以前から指定されている雑誌タイトルが今回初めてアダルト扱いってことは、今回の騒ぎに乗じてのとりあえずの火消し対応にしか見えない。なんだかなぁ。
上記タイトルでamazon検索した結果が「今回の」有害指定の2010年5月号のみアダルトサムネ。以前のものはそのままであることが確認できる(2010/04/29 20:15)。
例えば、平成22年3月30日 大阪府告示第508号でリストにある恋愛 LOVE MAX (ラブマックス) 2010年 04月号Young Love Comic aya (ヤング ラブ コミック アヤ) 2010年 04月号は現時点でアダルト指定なし

参考にさせてもらいました

平成22年4月に大阪府でBL雑誌が有害指定された件に関する覚書・解説・考察など
覚書用とのことですが、「今回「有害図書」指定された雑誌について」の項目が参考になります。主観とは内容についてわかりやすい説明あり。

検証してみる 昨日の続き
実際購入して内容を確認した上での記載あり。


……よし、本屋見てきてみるかな。

*1:そこは確認しておきたかった。なんか今回「BL」って点で色々言われてるっぽいから

*2:エロとかサブカル系の雑誌ばかり出しているところってそれのみで起業するってハードル高すぎる気がするので。大本にでかい会社があって、流通経路とかそういうところ整えた上で子会社的にやってるんじゃないの、という妄想。事実はよくわかってません。