ドラマ『ありふれた奇跡』に感じていた違和感の正体に行き当たったかもしれない。

やっとわかった気がする。
とはいえここ2週くらい?ビデオ溜めてるんですが。

ありふれた奇跡』はどういうドラマなのかがわからない。それが、正体のわからない不安を掻き立てているのではないか。

他のドラマは割とわかりやすいのだ。
「キイナ」はまぁ軽くトンデモ系が混ざりながらの刑事物。
「ヴォイス」は検死。(妄想は激しいけど)
「リセット」は山本まゆりだし、『世にも奇妙な』や『ほん怖』系。


では、「ありふれた奇跡」は?


トレンディドラマでは主人公がお洒落な部屋に住んでいる、こともその重要な要素のひとつだとか。*1
でも、「ありふれた奇跡」の登場人物たちの部屋は、どれもお洒落でも、だだっ広くも、洗練されてもいない。

主人公の女性は*2、よく祖母の部屋に転がり込んでいる。
ちょっと違和感があるくらい仲が良い光景を見せながら、その部屋はつましく、女性2人しかいないというのに手狭に見えるような光景。

相対する男性(若いほう)は父親と、祖父と、古臭い家に住んでいる。

もう一人の男性の家には、何もなかった。
広い、といえば広い。けれど家具もない、廃屋のように殺風景な部屋。
トースターのようなものがあった気がする。あとは、何もなくて。床に毛布に包まって眠るような、そんな光景で。


最初は恋愛ものなのかと思った。
淡々とした語り口から、少し年上のための、恋愛ものなのかと。

けれどどうやら様子が違う。
そして彼らの部屋や家には、どうにも不安を煽る、違和感を掻き立てるようなものばかりが見えてきて。

楽しみ方がわからなくて、自分は不安を感じているのじゃないかな、と。
そんなふうに思った。


そんなわけで溜めビデオがちょっと凄い量になってきました。
レスキューものも最初っからまたなんだかトンデモ系っぽくて噴いた。

*1:ワイドショーだが雑学系だかで言ってた

*2:ドラマの人物名を覚えるのが苦手なので記号で呼びます。